外部のクリエイティブディレクターに任せられること:制作会社・代理店との違いと、費用・始め方
広告のクリエイティブを外に頼むとき、思い浮かぶのは制作会社や広告代理店だと思います。ただ、相談を受けていると、困っているのは「作る人がいない」ことより、**「何を作るかを決める人がいない」**ことの方が多いと感じます。
この記事では、外部のクリエイティブディレクター(CD)に何を任せられるのか、制作会社・代理店とどう違うのか、費用と始め方をまとめます。
こんな状態なら、足りないのは「作る人」ではない
次のどれかに当てはまるなら、制作を増やすより、企画と判断を担う人を入れた方が早いことがあります。
- 制作会社や代理店はいるが、出てくる案の質や一貫性に不満がある
- 社内に、クリエイティブの良し悪しを判断できる人がいない
- 勝ちパターンが特定の人の頭の中にしかなく、本数を増やすと質が落ちる
どれも、手を動かす人の数では解決しません。「誰に、何を、どう見せるか」を決めて、結果から次を決める役割が抜けている状態です。
外部のクリエイティブディレクターに任せられること
私がクリエイティブディレクションとして受けている内容は、大きく4つです。
| 任せられること | 具体的に何をするか |
|---|---|
| 広告戦略・訴求軸の設計 | ターゲットと訴求軸を整理し、どの順番で検証するかまで決める |
| 企画・構成案 | バナー・動画・LPの構成案と絵コンテを作る |
| 制作ディレクション・品質管理 | デザイナーや動画編集者への指示出し、レビュー、レギュレーションの管理 |
| 効果分析・改善提案 | CTR・CVRなどの配信結果から勝ち筋を見つけ、次の制作に反映する |
ポイントは、制作会社や社内のデザイナーはそのままにできることです。今の体制に「企画と判断」の役割だけを足す形なので、制作の進め方を大きく変えずに始められます。
訴求軸の設計と検証の管理の具体的なやり方は、次の記事に書いています。
制作会社・広告代理店との違い
どれが良い悪いではなく、得意な役割が違います。
| 主な役割 | 向いている状況 | |
|---|---|---|
| 制作会社 | 決まった内容を、品質高く作る | 作るものが決まっていて、手が足りない |
| 広告代理店 | 媒体の運用と、それに付随する制作 | 広告運用そのものを任せたい |
| 外部のクリエイティブディレクター | 何を作るかを決め、結果から次を決める | 作る体制はあるが、企画と判断が弱い |
代理店に運用を任せている場合でも、外部のクリエイティブディレクターは一緒に入れます。運用の数字を見ながら、次に作るクリエイティブを決める役割を受け持つ形です。
費用の目安
ぷらるのクリエイティブディレクションは、月額20万円からの顧問契約です。案件の数や、制作ディレクションまで含めるかで変わります。
制作まで一緒に頼みたい場合は、次の目安で承っています。
| 内容 | 料金の目安 |
|---|---|
| バナー広告制作 | 1本 2万円〜 |
| 動画広告制作 | 1本 5万円〜 |
| LP制作 | 30万円〜 |
| LPO・A/Bテスト | 月額10万円〜 |
料金の詳しい内訳は、サービス・料金のページにまとめています。
最初の1か月の進め方
いきなり全部を任せる必要はありません。最初は小さく始めるのがおすすめです。
- 今の配信結果とクリエイティブを見せてもらう:過去のCRと数字から、何が効いていて、何がまだ試されていないかを整理します
- 訴求軸と検証の順番を決める:ターゲットと訴求を表にし、最初に作る数本を決めます
- 数本作って、配信して、判定する:判定のルールを決めてから配信し、結果を一緒に見ます
- 続けるかを決める:1か月の結果を見て、範囲を広げるか、ここで終えるかを決めます
1か月でやるのは「検証の回し方を作ること」までで十分です。そこから先は、同じ回し方で本数と精度を上げていきます。
まとめ
- 困っているのが「何を作るかを決める人がいない」なら、外部のクリエイティブディレクターが合う
- 任せられるのは、訴求軸の設計・企画・制作ディレクション・効果分析の4つ。制作会社や社内デザイナーはそのままでよい
- ぷらるの場合、費用は月額20万円から。最初の1か月で、検証の回し方を作るところから始める
ぷらるでは、代理店・制作会社からのパートナーとしてのご依頼も受けています。「ディレクターが足りない」という段階からご相談ください。